« 藤沢市にパスポートセンターを設置する動き | メイン | 原発をめぐる世界の動きと日本企業そして技術 »

藤沢市 - 武田薬品の新工場建設に関する話題

JR東海道線の藤沢〜大船間で気になるのが、建設中の新工場です。
なかなか問題が住民・藤沢市民に伝わらないまま作業が進行しているような
気もするのですが、放置しておくわけにも行かないので調べてみることにしました。

藤沢市長に対する再質問状(PDF)
もっとも、わかりやすい経緯と藤沢市内工場の客観的な指摘がまとまっているのが
こちらのPDFの資料です。

資料から読み取れる指摘・問題点をまとめると
・藤沢市内の工場は工業排水について協定を結んでこれを遵守している。武田薬
 品の「旧工場は閉鎖しているから、新設のものは新工場ではないから該当しな
 い」という理屈はおかしい。法的根拠は何か。約50社の企業は協定を遵守して
 いるのに守られないとなれば、協定の意味がなくなる。
・大清水浄化センターは工場排水を受け入れないはずが、もし工場が完成すれば
 大清水浄化センターの処理量4〜5%に上る2300m3/日の排水処理が必要となる。
 処理場のバランスが崩れる上、未知のバイオ成分による処理能力低下や新生物
 が増殖する可能性がある。
  ・遺伝子組み換え実験の結果、現在の自然界に存在しない微生物が日々生成され
   この一部が公共の下水道に排出される(滅菌処理は完璧ではない)。
  ・浄化センターでバイオ排水に含まれる微生物が一層増殖培養される危険性があ
   る。また、その過程で新たな新生物が生成される危険性がある。
   ・バイオ汚染排水の方が、弱肉強食戦争に勝って浄化センターの微生物を補食
   し、浄化センターの機能を破壊してしまう恐れがある。
  ・大量の(強制罹病させた)動物からの排泄物にはバイオ新生物や病原菌および
   薬剤に使われる様々な化学物質などが含まれるが、アセス評価書によれば、
   これらは滅菌処理等せずに下水道に流される。これには未知の微生物も含まれ
   るので、今の浄化センターでは浄化できない。
・市役所本館そばにある大気常時監視測定局は気象庁に届け出ていないため、気
 象業務法によって「教育と研究にしか使えない」はずであるが、このデータを
 用いて武田薬品の工場建設に関わる環境影響予測評価(環境アセスメント)を
 行っているため、無効である。
・新研究所の動物焼却炉では、実験哺乳動物を1.8トン/日焼却する計画である。
 これは、藤沢聖苑・火葬場のほぼ2倍の量に当たりる。マウスで約4万匹、カニ
 クイザルで約120匹を毎日火葬することに相当する。火葬場は、人家まで300m
 以上離れた場所に設置することが定められているが、火葬場に相当する動物焼
 却施設による近隣住民への影響はどうなのか。

原子力発電所に於ける放射能の漏洩は、ガイガー測定器によって常に監視されている。
バイオ排水に於いても、 出さない、漏れない、不活性化されていると言っているだけ
では、証明にならない。適切な水質管理のデータに寄って証明され無ければ住民の安
心、安全は担保されない。科学的裏付け、明確な水質管理データも取らないバイオ排
水の受入は、住民の安全を危機にさらすものであるといわなければならないが、再度
市の見解を問う。

2009年の資料ですので、現在はもっと議論が進んでいると思います。
このような問題や経緯が、どれほど住民や藤沢市民に伝わっているのか疑問です。
藤沢市としては工場や研究所を誘致したいため、必死になって呼び込んでいる現状だ
と思いますが、時代に合わせて情報公開と適切な手続きを経て周りの人たちが納得し
た上で整合性を保持して許可を出してもらわないと、さすがに既存の工場を持った企
業は怒りますよね。

関連@武田新研究所 建設現場見学会に参加 | 活動日誌・吉岡和江 | 日本共産党鎌倉市議団
鎌倉市側でも動きがあるようです。

関連@新駅に関する記事一覧(当サイト内)

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shofoo.com/mt/mt-tb.cgi/1085

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About