☆旅館「岩本楼」の壁画が完成/藤沢☆(カナロコ)
フクロウなど鳥の絵の中に人間の顔を描いて怪奇・幻想、特異な作風で知られる画家・島谷晃さん(62)
=藤沢市片瀬四丁目=の壁画がこのほど、同市江の島の旅館「岩本楼」に納められた。注文を受けて一年半。
渾身(こんしん)の力を込めて描いたという。
一階大広間に飾られた壁画は横五・五メートル、縦一・二メートル。題は「八臂弁天(はっぴべんてん)と
海の女神と五頭竜の物語」。昨春、岩本楼から頼まれた。額縁に書があったが、古くなってぼろぼろ。
それをはがして新しく絵の制作を依頼したという。
八臂弁天はぜひ入れてほしいとの要望などはあったが、あとはお任せだったとか。自宅に長い板を運んで
構想を練り、今月になってようやく出来上がった。アクリル画である。
島谷さんは関東学院六浦高校を経て早大文学部卒。画家としては異色の経歴だが、一九八八年には文化庁
芸術家在外研修員として約一年、米国に滞在したこともある。県内外で数多くの個展を開いており、島谷さんの
鳥の絵に対するファンも次第に増えてきている。